「産めないんだよ」と言われました。

こんにちは、ゆかです。

体外受精をすすめられてから数日間は

夫婦間での話し合いを何度もしました。

旦那さんの結論としては

やっぱり「そこまでする必要を感じない」ということで

それだったら里親を待ってるワンちゃんを迎え入れて

2人で暮らしていけばいいんじゃないかということでした。

一般不妊治療までだったらいくらでも協力するけど

体外はお金も時間も心身の負担もある。

そこまでして子供が欲しいのかと言われれば

そうではないし、

正直子供よりワンちゃんが欲しいという気持ちの方が大きいと。

旦那さんは私がいればそれでいい、と言っていました。

私も、たぶんそれは

きっとすごく幸せなことだと思うし、

楽しく幸せな人生になることは

安易に想像ができました。

今までもこのことについては

夫婦間ですごく話し合いをしたし

思っていることを話す、とってもいい機会になりました。

そんなとある休日の朝、

コーヒーを入れてもらって

ポカポカ陽気のふんわり暖かいリビングで

たくさん話しました。

何の話題だったか忘れたけど

たぶん、私がもっとああすればこうだったら

子供できるかも・・みたいなことを言ったのかな。

そしたら旦那さんが一言衝撃的なことを言いました。

「産めないんだよ。」

(ﾟдﾟ)

「ゆかは、頑張っても産めないんだよ」

え

え

(ﾟдﾟ)

(ﾟдﾟ)

(´；ω；`)

う、産めない？

なんで？？

「何をどう頑張ってももう産めないんだよ。

そう思ってるくらいでちょうどいいんじゃないの？

それでも、誰も責めないよ。」

(´；ω；`)

(´；ω；`)ﾎﾞﾛﾎﾞﾛﾎﾞﾛ....

誰も、

責めない・・・・・

でもそこで私が無意識に口にしたこうでした。

「私が責める」

「私が一生責める」

自分からこんな言葉が出たことにびっくりしました。

でも旦那さんは

「俺はそれを一生止めるよ」

と言ってくれました。

その言葉に私は困ったのか

こんな言葉を口にしました。

「謝らなきゃいけん」

「親に謝らなきゃいけん」

「〇〇（旦那）のお母さんにも謝らなきゃいけん・・」

自分で言って自分でびっくりしてしまった・・・・。

本当にそんなことを思っていたのかは

実は良く分からなくて。

たぶん、何をどうしても自分を責めたかったのかなと思います。

産めないんだ・・・

私、産めなくてもいいんだ・・・

そう思ったらひとつ、

重いものが肩から下りたような気がしました。

『子供がいない人生』を初めてちゃんと考えるようになってから

もうすぐ1年くらいになるのかな。

なんとなく、自分は年老いて死ぬのだろうと

何の根拠もなく普通に思っていたことが、

そうじゃないよと言われたようなくらい

衝撃的だったことを覚えています。

（実際に寿命を言い渡された方からすればへでもないことだと思いますが）

でも少しずつ受け入れようと

それ以外の道もあるのだと思えるようになったけど、

そのことに関して『自分を責めている』ことは

気づかないまま過ごしていたように思います。

まぁ、過去に書いてきたことを読めば

すぐ分かることなんだけど

（自分はダメだとギャーギャー騒いでいたので）

ハッキリ言葉にしたのは初めてだったんじゃないかな・・。

でも言葉として出てきたということは

もう手放す準備ができたよということだから

それはそれでとても喜ばしいことでした。

少しずつ手放していければいい。

☆

この問題は忘れていればとても平和だし

特に悩んでも仕方のないことだから、

気にしない人は気にしない。

そう思うと

私は本当に次から次へと問題を作るのが得意だなーと

我ながら笑えてしまうのだけども

それも私なのかなーと思ったり。

話し合いの最後に私は

「子供がいてもいなくても

どちらに転んでも、幸せになれる自信がある」

そんな言葉をぽつりとつぶやいていました。

旦那さんも「俺もそう思う」と言っていました。

分かってるんだよね、そういうことも。

だから、大丈夫。

大丈夫。